ハイスループット質量分析計
当システムは最も測定速度が速く、高感度のQTRAPとなっています。最高のLOQ(定量限界)を有しており、最も難易度の高いマトリックスにおいて、最も広い範囲の化学物質を検出及び定量化することが可能です。また、極性切り替え及びMRM3のスピードの向上により、クロマトグラフィーの高速化とスループットの向上が可能です。さらにQTRAP機能が組み込まれており、一度の注入で定量的なMRM及び定性的なQTRAPスキャンを行う事が可能で、スループットを最大化させることが出来ます。
このシステムは、小さな分子及び大きな分子両方の超低レベルな定量のために、究極の感度を必要とする厳しいアプリケーシを実施するラボに最適です。
主な特長 | |
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マスレンジ |
トリプル四重極:5~2,000 Daリニアイオントラップ:50~2,000 Da |
フレキシブルなイオン化オプション |
エレクトロスプレー(ESI)イオン化や加熱ネブライザーイオン化プローブ等のオプションがあります。 |
選択的、堅牢、強力なイオン分離 |
SelexIONオプション |
検出器タイプ |
IonDrive High Energy detector |
極性切り替え |
MRMモード及びScheduled MRMモードにおいて5ミリ秒 |
Features |
IonDrive QJet、HED検出器 |
スキャンのタイプ |
Q1 MS、 Q3 MS、プロダクトイオン、プリカーサーイオン、ニュートラルロス/ゲイン、MRM、EMS、EPI、ER、MS3、MRM3、TripleTrapスキャン |
イオンソース/オプション |
IonDrive Turbo V; OptiFlow Turbo V; TurboIonSpray; 大気圧化学イオン化法(APCI); DuoSpray、Phytronix LDTD、Advison LESA Clarity、Digital PicoView、NanoSource、SelexION+ |
新たに設計された IonDrive Turbo Vソースで従来より多いイオンを生成することは、QTRAP6500+でアップデートされた機能の一つに過ぎません。さらに、独自の IonDrive QJetガイドでより多くのイオンを捕捉して伝達する能力と、新しい IonDrive High Energy Detector+でより多くの検出を行う能力も新たに備えています。
広く知られたTurbo Vソースの新たなデザインは、強化されたガスフローダイナミクス及び最適化されたヒーター構成を使用して、信頼性、再現性及び堅牢性を改善することにより、イオン生成を増加させます。
IonDrive QJetガイドは2段階デザインを備えており、漏斗型によるアプローチよりも効率的にイオンにフォーカスし、感度及びイオン捕捉速度を向上させます。
パルスカウント原理によって、低いカウントで超高感度を実現し、高いカウントレートで直線性を高めます。その結果、より広いダイナミックレンジでより多くのイオンを捕獲することが出来ます。