エキスパートでも初心者でも、Analystソフトウェアの幅広い機能を利用すればラボのあらゆる要素を強化することが可能です。長い実績を持つこの主力ソフトウェアは、急速に変化する業界の需要を満たすために常に進化を続けています。
Analyst SoftwareはLC-MS/MS用の単独のソフトウェアであり、以下のような特長があります。
さらに新しいAnalystソフトウェア 1.7*には、以下の特長もあります。
Analystソフトウェアの特徴 | |
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コントロール |
LC-MSをさらにパワーアップさせ活用性の高いデータを産生できます。 |
有用性 |
スマートなデータ取得であなたの貴重な時間を節約します。一回の解析で最良のデータを取得できます。 |
信頼性 |
実績のある性能により高品質な定量のための信頼できる結果を確実にお届けします。 |
効率 |
全てを把握しておくことで、必要なものを必要なときに迅速に見つけ出すことができます。 |
安心 |
信頼性の高いLC-MS-MS取得ソフトウェアとバリデーションチームの支援で容易にコンプライアンス対応を可能とします! |
Analystソフトウェアは、SCIEXのすべてのQTRAPシステムおよびTriple Quadシステムに不可欠な要素となっています。本ソフトウェアは全システムを統合し、以下の成分すべてのコマンドセンターとして機能します。
Analystソフトウェアはさらに、Cliquidソフトウェア、LightSightソフトウェアおよびMultiQuantソフトウェアを含む追加ソフトウェアパッケージの統合ポイントとしても機能します。
ユーザー操作が少なくて済むスマートなアルゴリズムが利用されているため、感度、精度および正確度が最大限に高められます。Scheduled MRM Proの高度なアルゴリズムは、最高4000の個別MRMトランジションを必要な時にのみモニターし、クロマトグラフィのランを通した継続的なモニターは行いません。このため、一回のランにおいてより多くの化合物をより良好な定量確度でモニターすることが可能となります。
図:各化合物の保持時間を使用してMRMトランジションの取得が最適にスケジュールされます。各化合物はLCグラジエントの特定の時点で溶出するため、MRMはそれぞれの化合物に予想される溶出時間においてのみモニターされます。このため、あらゆる時点で同時にモニターされるMRMトランジション数が低減し、データ取り込み時間およびサイクル時間が維持されます。さらに、有効デユーティサイクル(分析種利用)が増大し、分析精度が維持されます。
隠れたピークを見つけ出すためにランが終わるのを待つ必要はありません。Dynamic Background Subtractionアルゴリズム(DBS)により、ランを行っている間にベースラインのバックグラウンドイオンを差し引くことができます。高いバックグラウンドが存在する状態で隠れた化合物を見つけ出すために、不変なスペクトル成分を容易に除去することが可能です(図a)。
これによって、さらなる特性解析のための従属スキャン用の対象質量を自動的に選択する、Information Dependent Acquisition(IDA)の有効性が大きく増大します(図b)。
ピークを見つけ出すために各クロマトグラムをスクロールして検索を続ける必要はありません。Integration Quality Indexを利用すれば、有用な情報を容易に入手することができます。
結果表内に分析種のIntegration Quality Columnを作成するだけで、インテグレートされたピークの相対スコアが表示され、インテグレーションの品質を評価することができます。
透明性とコントロールが同時に実現します。Analystソフトウェアを使用していればコンプライアンス対応に全く心配はありません。本ソフトウェアは、21 CFR Part 11準拠環境における操作に必要なすべての特長と機能を備えています。包括的なソフトウェアパッケージには以下のものが含まれます。
集中Analyst Administrator Consoleならびに直接LIMS接続などお客様のコンプライアンス対応をさらに確実にするための機能を追加して、既存のワークフローに統合させることができます。つまり、お客様自身がすべてを準備する必要はありません。当社にお任せください!
さらに、新しいAnalystソフトウェア 1.7は、Windows 10に対応します。このため、ITがサポートを効率化できるのみならず、Windows 10に内蔵された包括的な機密保持機能を活用することもできます。
Analystソフトウェアは、GxP準拠LC-MS/MSソフトウェアおよび信頼性の高いバリデーションサポートチームに守られているという安心感をお客様に提供します。
Analystソフトウェア 1.7により、洗浄を必要とするまでの装置の稼働時間を最高3倍まで延長することができます。
新たに搭載されたscheduled-ionization(scheduled-ISV)機能により、イオン光学汚染が低減され、さらに洗浄なしでの装置稼働時間を最大限に延長することが可能となり生産性が向上します。スケジュールに沿ってイオンを形成することにより、前端部の汚染が低減されるため、装置をより長時間にわたって使用することが可能となります。
クロマトグラフィのランの間、イオンスプレーの電圧はデータ取得のために必要な時間だけオンに設定します。この設定は、一回のクリックと最小限の操作のみで実行できます!
「Analystのセキュリティ設定は高度なカスタム化が可能であるため、日々のデータ処理においてコンプライアンス対応と顧客の要求を確実に満たすことができます。」
- Dr. C. Briscoe, Senior Director, US Bioanalysis, PRA International