バージョン別機能マトリックス
SCIEX OSソフトウェアの各バージョン毎の全機能を一覧で御覧いただけます。
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SCIEX OSはこれまでのオペレーティングシステムよりも高速な操作を可能にします。簡便で直感的な操作、先進的な自動化技術により、サンプル注入までにかかる時間を大幅に短縮できます。
1週間、1ヵ月または1年という長いスパンで考えると、測定において短縮できる時間は膨大です。SCIEX OSがお客さまの分析スループットを向上させます。
SCIEX OSソフトウェアの各バージョン毎の全機能を一覧で御覧いただけます。
SCIEX OSはこれまでのオペレーティングシステムよりも高速な操作を可能にします。簡便で直感的な操作、先進的な自動化技術により、サンプル注入までにかかる時間を大幅に短縮できます。
1週間、1ヵ月または1年という長いスパンで考えると、測定において短縮できる時間は膨大です。SCIEX OSがお客さまの分析スループットを向上させます。
SCIEX OSソフトウェアは、MSおよびLCのメソッドワークスペースにおいて複数のメソッドの表示が可能です。Viewメニューを使用して、メソッド配置をタブ表示、縦向きタイル表示、横向きタイル表示、またはフローティングビュー表示に変更できます。
SCIEX OSソフトウェアに組み込まれている新しいLCドライバーは、Mikrosシステムを使用したマイクロフローグラジエント分離をサポートします。
SCIEX OS and the SCIEX 7600 system are fully integrated to run Zeno SWATH DIA. This brand-new experiment type brings better insights with significant sensitivity gains of lesser abundant ions enabling a new level of completeness and certainty to biomarker research.
SCIEX OS now supports the use of column switching vales. Up to 2 valves can be supported, either multi-position or2-position valves in any combination. Switching valve function during acquisition is controlled in the LC Method, however switching valve function can also be controlled using Device control during equilibration.
BATCHワークスペースを使用して、質量分析計のメソッドおよび液体クロマトグラフィーのメソッド、ならびにラック位置、プレートタイプ、バイアル位置、サンプル注入量を含むオートサンプラー設定値など、サンプルに関する詳細を入力します。さらに、自動データ処理方法および結果ファイルの保存先を指定できます。SCIEX OSソフトウェアでのバッチ構築はシンプルかつ容易で、既存のすべてのANALYSTソフトウェアメソッドを直接インポートできます。
その他にも、BATCHワークスペースには自動キャリブレーション機能が含まれ、高分解能型質量分析計において、メソッドやオートサンプラーのプレートレイアウトに即したキャリブレーション溶液の選択も可能にします。以前に保存したバッチを開くことができ、MANAGEタブを使用してバッチに複数の行を追加することもできます。詳細を入力したら、バッチの送信準備は完了です。
データ取得をオーバーナイトで行えば、翌朝にはデータ処理が完了しています。データ処理メソッドをバッチに組み込むことで、サンプルのデータ取得完了後に自動的にデータ処理を開始できます。翌朝すぐにデータのレビューに取りかかれるため、時間が短縮でき結果をより早く入手できます。
Batchワークスペースで[Submit]をクリックした後は、Queueワークスペースで分析の進行状態を確認できます。データ取得状態の表示により、サンプル測定がスムーズに実行されているかどうかを迅速に確認できます。推定開始時間から、分析完了時間を予測できます。
Queueワークスペースには、MSメソッドおよびLCメソッドなどに関して、Batchワークスペースと同一の詳細な情報が表示されます。バッチに変更を加えたい場合には、このワークスペースからキューの開始および停止を行えます。
DECISION RULE(決定ルール)機能によって、測定失敗の検出や訂正アクションの実行が設定した基準に基づいて直ちに開始されます。この意思決定は、分析中の条件の変化に適応して主観的でなく行われます。
決定ルール機能によって、ユーザー設定のカスタム基準に照らした継続的チェックが実行されます。決定ルール機能を使用することで、データ取得、データ処理およびデータレビューの完了を待つ必要無く、測定の失敗を発見し訂正アクションを実行することができます。
測定失敗の発生時の対処のためのルールをユーザーで設定可能です。決定ルール機能によって、フラグの設定をバッチ内の処理メソッドに適用し、データ取得中にリアルタイムで意思決定が行えるため、時間短縮とサンプルロスの低減が実現します。
MS Methodワークスペースでは、使用する装置に応じた、定量用としてはMRMメソッドまたはMRMHRメソッド、定性用としてはIDAメソッド等を作成できます。SCIEX精密質量分析計では、SWATH測定メソッドを作成できます。新しい分析物のためのメソッド開発には、ガイド付きメソッド作成機能がサポートします。
Turbo VイオンソースおよびOptiFlow Proイオンソースのパラメーター設定(ソースガス、カーテンガス、温度設定など)が行えます。
実行する測定の種類(TOF MS、MRM、MRMHRなど)はExperimentセクションで選択します。複数の測定を選択して分析を行えるため、さらに多くのデータを取得することができます。
定量のための自動化合物最適化機能は、インフュージョンでもフローインジェクションでもカラムを使用する場合でも、またはMRM3アプローチでも、完全に自動化されたシンプルでフレキシブルな化合物最適化を可能にします。さらに、シグナル対ノイズ(S/N)比や強度基準など、最適なパラメーターを選択するオプションも提供されます。
Scheduled MRM(sMRM)で定量データの確度と精度が向上します。sMRMでは保持時間(RT)ドリフトに対する対応が考慮されており、すべてのRTを1回のクリックでアップデートすることもできます。sMRMには、化合物ごとにd-well timeを設定する機能もあり、低強度のイオンの正確な解析が行えます。また、sMRMメソッドを可視化するsMRMプロットは変更によって自動的にアップデートされます。
AnalystソフトウェアからSCIEX OSソフトウェアへの測定メソッドの移行は簡単です。時間短縮と転記ミスの防止が可能です。データ取得メソッドをSCIEX OSのMS Methodワークスペースに直接変換するだけで、メソッドの移行は完了です。
SCIEX OSソフトウェアでは、複数の解析用に個別の液体クロマトグラフィーのメソッドを構築することができます。LC Methodワークスペースには、選択したLCコンフィグレーションの情報が表示されます。このワークスペースでは、流量、オートサンプラー条件、カラムオーブン温度制御およびフォトダイオードアレイ検出器(PDA)の波長データに関する詳細をすべて入力できます。解析前の自動パージ実行など、その他の設定も必要に応じて調整できます。
複数のMSメソッドに単一のLCメソッドを使用することで、開発にかかる時間の短縮、さまざまな検討や管理の簡素化が行えます。
科学者向けに作られた、測定データをグループに基づいて視覚化し統計解析することによりサンプル間のトレンドを把握するためのツールです。MarkerViewの特徴は、SCIEX ユーザーが生データから直接、サンプル間の差を解析できる点です。これにより、有意義なサンプル間の相関関係をより迅速に見つけることができます。特に、メタボロミクス、リピドミクス、プロテオミクス、食品の真正性検査、水質検査に有効です。
Tuning Proceduresドロップダウンメニューには、装置固有のチューニングオプションが表示されます。システムの感度が低く感じられる場合は、検出器最適化ツールを使用して検出器電圧を最適化できます。
SCIEX OSソフトウェアは、SCIEX Triple Quad 7500システム、X500 Q-TOFシリーズ、ZenoTOF 7600 QTOFシステムにおいて、各モードでの全測定方法のキャリブレーションによる自動チューニングを可能とします。迅速かつ容易でシンプルなチューニングで自信を持ってシステムの運用ができます。
装置はあらかじめ設定された基準を使用して正しくキャリブレートされるために初回での成功率が高く、大幅な時間短縮につながります。
正イオンと負イオンの両モードにそれぞれ単一のキャリブレーションを使用します
複数のMSメソッドに単一のLCメソッドを使用することで、開発にかかる時間の短縮、さまざまな検討や管理の簡素化が行えます。
EXPLORERワークスペースでは、ナビゲーションツールを使用してサンプルに関する測定データをすばやく確認できます。必要に応じて、複数の方法でデータを表示、閲覧できます。
生データの詳細な解析が必要な場合、ワンクリックで時間を短縮できます。SCIEX OSソフトウェアのEXPLORERワークスペースにはPEAKVIEWソフトウェアが含まれています。ANALYTICSのピークレビュー画面から、ワンクリックで容易にEXPLORERワークスペースを起動できます!
答えを探す時間を短縮します。フラグベースのラベリングとフィルタリングツールにより、関心のあるデータのみをレビューします。
SCIEX OSソフトウェアでは、解析クエリーとして“IF”ステートメントをサポートできます。“IF”ステートメント内で計算を実行する機能が搭載されています。結果が数値である場合、“IF”ステートメントをフラッグルールに組み込むことができます。実行したいデータ解析が複雑な場合もありますので、クエリーの計算式のサイズに制限はありません。ネスト化された“IF”ステートメントもサポートされ、.frmlファイルとして共有することができます。
データ処理メソッドをSCIEX OSソフトウェアにインポートできます。AnalysitソフトウェアまたはMultiQuantソフトウェアのデータ処理メソッドをSCIEX OSソフトウェアに直接インポートできます。
Molecule Profilerソフトウェアでは、MSおよびMS/MSのデータ解析を広範な化合物のライブラリーと組み合わせることで、多様な治療用中の不純物や代謝化合物の同定を、極めて正確でフレキシブルなワークフローで実行できます。
SCIEX OSソフトウェアにはMolecule Profilerがその一部として完全に統合されており、操作感も統一されています。SCIEX OSソフトウェアの他の機能との同時操作も容易に実行できます。データを移動させる必要もありません。
CONFIGURATIONワークスペースにはアクティブ状態のデバイスが表示され、ワークフロー内でハードウェアのアクティブ化および非アクティブ化が可能です。
CONFIGURATIONワークスペースでは、必要となる可能性のあるデバイスを追加することや、装置のコンフィグレーションを編集することも可能です。システムがスタンバイに移行するまでの待機時間や最大サンプル数などのキュー管理設定もこのワークスペースで調整することができます。さらに、サンプル測定不能時の必要操作をユーザーに助言するルール設定も含まれています。QTOF装置では、キャリブレーション設定の入力やキャリブレーション失敗時のシステムによる処理の指定が行えます。
1台の質量分析計への複数のデバイスの接続および管理が容易に行えます。設定は、デバイスを個別に追加し、起動したいデバイスの横にあるボックスをクリックするだけです。
Libraryワークスペースでは、ワークフローで使用したいライブラリーのインポートが行えます。ライブラリーを使用することで、取得したデータにおいて信頼性の高い確認を実施できます。LibraryViewソフトウェアパッケージをインポートすると、お客さま独自のカスタムライブラリーを使用することもできます。
このプロセスで、データ処理に使用する化合物を選択できます。例えば、SCIEX All-in-One 高分解能MS/MSライブラリー中のすべての化合物を含めることも、実験に不可欠な化合物のみを抽出することもできます。
新規化合物のMS/MSライブラリーへの追加をpeak reviewペインから直接行えるため、ライブラリー構築が極めて容易です。
EVENT LOGワークスペースには、SCIEX OSソフトウェア内で発生したイベントおよび診断に有用な情報が表示されます。このワークスペース内にイベントログを特定の間隔でアーカイブできます。また、過去にアーカイブしたイベントログを開くこともでき、有用となる可能性のある情報を詳しく調べることができます。
すべてのイベントが1ヵ所にまとめられています。すべてのイベントを表示してエクスポートすることも、デバイスやワークスペースを選択して特定のイベントを表示することもできます。
規制準拠のルーチン分析から多様な研究ワークフローまで、直感的なAUDIT TRAILワークスペースによって、完全なトレーサビリティーとアカウンタビリティーを確保できます。お客さまのラボ独自の準拠要件やデータセキュリティ要件に合わせて各機能を調整できるデータ完全性のための機能が組み込まれています。
SCIEXの統合コンプライアンスサービスには、お客さまのSCIEXシステムの全ワークフローをカバーする、分析機器適格性評価とソフトウェアバリデーションの統合パッケージが含まれます。
SCIEXの準拠サービスに関する詳細はこちらからすべてのイベントが1ヵ所にまとめられています。すべてのイベントを表示しエクスポートすることも、デバイスやワークスペースを選択して特定のイベントを表示することもできます。
生産性が向上します。SCIEX OSソフトウェアは習得が容易で、質量分析ワークフローから高品質で有用なデータを一貫して取得できます。
SCIEX Triple Quad、QTRAP およびQTOFシステムを含むお客さまのすべてのSCIEX装置を統合、操作できます。
高い確度、精度および安定性を提供できるSCIEX OSソフトウェアにより、妥協のないデータ品質がすべての測定およびワークフローにおけるすべてのステップに保証されます。
SCIEX OSソフトウェアは、エキサイティングなscout triggered MRM(stMRM)という新しいデータリッチなワークフローを提供します。マーカーとなる分析物を指定してモニタリングし、測定を実行することにより、メソッドのメンテナンスの必要性が低減して効率が向上します。stMRMを活用してお客さまのSCIEX Triple Quadシステムのパワーをさらに引き出すことで、膨大なスクリーニングワークフローにおいて、より高品質なデータを入手できます。
標準的なScheduled MRM(sMRM)では、メソッド内で各トランジションに関する保持時間ウィンドウを設定します。Scout triggered MRMでは、保持時間ウィンドウではなく、内部標準やマーカー化合物などの外部からスパイクした化合物がトリガーとなってそれに紐づくMRMトランジション群の取得が行われます。
メソッドのメンテナンスが容易
stMRMでは、ラン全体をカバーするマーカー化合物をトリガーとして使用することで、保持時間(RT)の設定を必要とせずに一連のMRMトランジションによる測定が行えます。
メソッドの移行が簡単
stMRMワークフローはRTに依存しないため、標準的なsMRMとは異なり、LC条件の変化の影響を受けません。
複数の装置が設置されているラボでは、プロジェクトの作成や管理にSCIEX OSソフトウェアのCentral Administrator Console(CAC)を使用することができます。
SCIEX OS ソフトウェアは、簡体字中国語、日本語、韓国語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、英語で提供されるようになりました。
Configurationワークスペースで使用したい言語を選択すると、ユーザーインターフェースが翻訳されます。社内のラボ間のコミュニケーションは自国語でより容易に行うことができる一方、グローバルな共同研究を可能にするフレキシビリティーも備えているため、新たな機会の開拓を妨げません。英語での監査証跡を保持するオプションによって、継続性とコンプライアンスが維持されます。
SCIEX OSソフトウェアのパワーが活きるEcho® MS system。処理の自動化と改善されたデータ可視化ツールが、創薬パイプライン開発などの非常にハイスループットなワークフローにおいて、結果の品質や完全性を維持しながらのスケールアップを可能にします。
SCIEX OSソフトウェアは、お客さまのSCIEX QTRAP、ZenoTOF、TripleTOFおよびX500 QTOFシリーズの装置を使用した、ターゲット解析、ノンターゲット解析および混入物スクリーニング解析の、すべてのワークフローをパワーアップします。目的に応じて設定できる、フラッギングおよびフィルタリングを自動化するツールによって、迅速なデータレビューと即時的な意思決定が可能になります。これらすべてに高い信頼性が維持されていることは言うまでもありません。
SCIEX OSソフトウェアは、SCIEX Triple Quad 7500、6500+ シリーズ、5500+シリーズおよび4500システムをトータルにサポートするソフトウェアプラットフォームです。SCIEX OSソフトウェアには、ピークの検出と積分およびキャリブレーションカーブのレビューを自動化できるツールが搭載されており、すべての定量ワークフローにおいて新しいレベルの精度と簡便性を両立できます。
Acquisition, control and quantification and qualification processing.
Quantification and qualification processing.
Optimized quantification processing.
ZenoTOF 7600 system
Triple Quad systems:
X500 series QTOF systems
TripleTOF systems:
QTRAP systems:
Triple Quad systems:
TripleTOF systems:
QTRAP systems:
SCIEXのイノベーションはお客さまのニーズとご協力によって推進されています。そのおかげをもって、SCIEXは質量分析ソフトウェアを常に進化させ改良していくことができます。2015年の発売以来、SCIEX OSソフトウェアには試験を遂行する能力、機能性および生産性にいくつかの改良が加えられています。
対象ソフトウェアのソフトウェアアップグレード(バージョン3.0~3.1)
ソフトウェアアップデート(ポイントリリースおよびホットフィックスを含む)
プレミアムLEARNING HUBとナレッジベースコンテンツへのオンラインアクセス
電話およびSCIEX NOWによる遠隔ソフトウェアサポートへの優先アクセス(営業時間中)
一部のソフトウェアライセンスおよび関連ソフトウェアサービスのディスカウント
バリデーション/準拠サービスのアップグレードを容易にするディスカウント
電子監査証跡、電子署名および詳細なセキュリティーコンフィグレーションが組み込まれており、GxPおよび21 CFR Part 11規制をサポートします。SCIEX OSソフトウェアは、お客様のラボの要件に合わせてセキュリティーポリシーをカスタマイズして運用できるフレキシビリティーをご提供します。
Sarah-Jane Pierre
上級研究員 – トキシコロジー // Australian Clinical Labs
Lieve Dillen、主任研究員
Assay Development and Analytical Support Development Bioanalysis Group Janssen R&D、ベルギー
Sam Mallard、上級分析機器ケミスト
Australian Superintendence Company
Alex Krotulski、プログラムマネージャー
NPS Discovery // CFSRE // フィラデルフィア // ペンシルベニア州 // 米国
Rachel Rowlinson
Specialist in Protein Mass Spectrometry // Peak Proteins、英国