高度な定量法を容易にする TripleTOF® 6600+システム

最適な定量を実現

TripleTOF 6600+システムは、ラージスケールな定量分析の構築および最適化を可能とし、専用の低流量ソース技術を使用することで感度および頑健性の高い定量を提供します。新しいデザインのTOFエントランス光学ならびに新しいAnalyst® TF Software 1.8制御により、最適なイオンビームコントロール、検出器チューニングおよびscheduled ionizationが可能となり、長期使用におけるダウンタイムのリスクが低減することが可能です。従来のTripleTOFプラットフォームの特長である迅速なスキャンを、サンプルのデータ非依存型デジタルアーカイブ化への究極のアプローチであるSWATH® Acquisitionと組み合わせたこの装置は、お客様がこれまで経験したことのない定量データの世界を解き放ちます。

TripleTOF 6600+システム

ラージスケールな定量およびフレキシブルな使用を実現

コアラボや研究ラボのさまざまな要件に対応するようにデザインされた新しいハードウェアデザインのイオンソースが導入されたTripleTOF® 6600+は、柔軟で使いやすい低流速におけるイオン化を提供し、多様なサンプルセットに対して最適な感度とスループットを実現します。従来の定量法と次世代のSWATH® Acquistion法のパワーを組み合わせたTripleTOF® 6600+システムは、すべてのアプリケーションに高感度なラージスケールな定量データを提供できる性能を備えています。

主な特長

OptiFlow® Turbo Vイオンソース 単一のイオンソースであらゆる低流量アプリケーションに使用できます。SteadySpray™分析、マイクロフロープローブおよびナノフロープローブにより、イオンソースは200 µL/分から 100 nL/分という低流速まで提供でき、ヒーター形状が最適化されておりスプレー位置を最適化する必要もありません。
OptiFlow™インターフェース 流速の切り替えにツールは必要ありません。OptiFlow™インターフェースを使用することで、真空遮断などの面倒な問題に直面することなく実験に最適な流量を容易に選択できます。
TripleTOF®システムのスキャン速度 最高100Hz MS/MSの取得により、高速ターゲット定量から高度な多重化された分析法まで多様な定性解析および定量解析が可能となります。高速DDA法ではより短い分析時間からより多くの情報を入手できる一方、1サイクルあたり最高200ウィンドウのSWATH® Acquisitionではサンプルの完全なデジタル記録を作成することができ、データセット中の観察可能なすべての分析種がカバーされ、レトロスペクティブな探索を繰り返し実行することができます。
Analyst® TF Software 1.8 イオンスプレー電圧制御の新機能によりLCフローが機器にスプレーされるタイミングをユーザーが制御でき、LCからの汚染の可能性のある分析種の混入を低減することができます。新しい最適化イオン透過制御および検出器最適化アルゴリズムにより、装置内のイオンの流れを制御して、ダウンタイムのリスクを減らすことが出来ます。
進化するSWATH® Acquisition 可変ウインドウSWATH® Acquisitionはデータ非依存型取得の最新技術であり、ラージスケール分析において観察可能なすべての分析種に関する感度の高い定量データを提供し、サンプルの恒久的デジタル記録の作成を可能としており、データを繰り返し調べることができます。TripleTOF® 6600+システムは次世代SWATH® Acquisitionを利用できるプラットフォームです。

Optiflow™を用いた適切な流量選択

マイクロフローアプリケーションの最適な性能

OptiFlow®イオンソースおよびOptiFlow™インターフェースは、低流量アプリケーションをシンプルかつ容易に実行できるようにデザインされており、感度の高い定量データおよび定性データを提供します。OptiFlow® Turbo Vイオンソースは、高感度定量、高感度定量、ラージスケールの分析、高感度代謝物プロファイリングおよびハイスループットプロテオミクスにおいて、マイクロフロー LC-MS の頑健でルーチン分析を可能とし、インテリジェントなプローブ技術および最適化された SteadySpray™マイクロフローおよび分析フロー用プローブを用いることで、プローブの最適化を必要とせず常に再現性のある安定したスプレーを確実に提供します。

困難なサンプルにおいて容易なナノフローを実現

OptiFlow® Turbo Vイオンソースでは、サンプルの量または濃度により解析が困難な分析対象が微量の生検サンプル、IP プルダウンまたは標的解析における少量タンパク質の検出などにおいて、プロテオミクスサンプルの最高感度を達成するためにナノフローに切り替えることも可能です。新しいSteadySpray™ナノプローブを使用することにより、 OptiFlow® Turbo Vイオンソースはこれらのサンプルに必要とされる高性能ナノスプレーを最低限のダウンタイムおよびセットアップ時間で提供します。

適切な流量選択

OptiFlowを使用すれば、それぞれの解析に適切な流量が容易に選択できます。低流量設定間の切り替えのために真空遮断、イオンソースの交換またはイオンソースパラメーターの再最適化を行う必要がありませんので、それぞれの解析に適切な流速間の妥協のない切り替えが行えます。

マイクロフローを対象としたOptiflow® Turbo Vイオンソース

マイクロフロー分離に革命をもたらしたOptiFlow Turbo Vイオンソースは、1 µL/分~200 µL/分の流量をサポートし、ツールを使用せず容易にセットアップでき、最適なスプレー条件を達成するための手動による調節を必要としません。

Optiflow™インターフェース

Optiflow™インターフェースを用いることで流速の切り替えを数分以内に行えます。ツールを使用せずに適切な部品をフィッティングできるため、真空遮断を必要せず、容易にマイクロフローとナノフローの間の切り替えが行えます。


ナノフローを対象したOptiflow® Turbo Vイオンソース

簡単なプラグ・アンド・プレイのナノフロー装置により、ナノスプレーアプリケーションの面倒な操作から解放されます。内蔵カラムオーブンおよび SteadySpray™ナノプローブにより、最適化を必要とせずにナノフローアプリケーションを簡単にセットアップできます。

精密医療と産業化されたOMICS

精密医療と産業化されたOMICS

包括的なマルチOMICSデータをハイスループットで取得および処理することで、数千サンプルを検証しかつ可能なラージスケールなバイオマーカー研究を進めることで、精密および層別化医療のラージスケール臨床試験への可能性が開かれます。マイクロフロー法がタンパク質および代謝物解析のための感度とスループットの理想的なバランスを提供する一方で、SWATH Acquisitionはラージスケールの高精度定量解析を高い再現性で実行することを可能にします。新しいクラウドベースのソフトウェアソリューションにより、パワフルで詳細なデータ解析を共同研究者間で共有することができます。

6600+によるラージスケール定量プロテオミクス

最適化された高スループットマイクロフロー、SWATH AcquisitionおよびSCIEX CloudでのOneOMICS™による迅速データ処理。バイオマーカー研究のための究極のエンドツーエンドソリューション。

プロテオミクスの加速

可変ウインドウSWATH® Acquisitionを使用したマイクロフロークロマトグラフィーによる1日最高100サンプルの迅速定量プロファイリング

バイオバンクのデジタル化

SWATH® Acquisitionによる大きな組織バイオバンクのラージスケールデジタル化。.

コアOMICSとライフサイエンスリサーチ

コアOMICSとライフサイエンスリサーチ

最小限のセットアップと最適化により低流量アプリケーションを実行できる6600+システムの汎用性により、多様なOMICS実験が行われているコア施設では各実験に最適な方法を選択することが可能となり、その結果共同研究者に優れた結果を適時に提供することが可能となります。SWATH Acquisitionを含む高性能解析ツールをSCIEX Cloud上での共同研究用の高性能データ処理プラットフォームと組み合わせることにより、コア施設と生命科学研究者は容易にデータを取得、処置および共有することができます。

低流量クロマトグラフィーのための単一ソースソリューション

OptiFlow Turbo Vイオンソースにより、高い頑健性と感度を維持した状態で異なるフロー間の切り替えを容易に行えます。

マイクロフローによる迅速な全プロテオームプロファイリング

プロテオームの深い探求が短時間で行えます。マイクロフローでは、分画法を使用してわずか15時間の取得時間でタンパク質同定が行えます。

CRISPR遺伝子編集における定量プロテオミクス

CRISPR-Cas9 遺伝子編集により引き起こされたタンパク質変化の解析のためのSWATH® Acquisition。

創薬および医薬品開発

創薬および医薬品開発

標的化高分解能法は、複雑なマトリックス存在下での高い選択性および簡単なメソッド開発という点から、薬物およびその代謝物の定量において明らかに有利な方法であると言えます。OptiFlow® Turbo Vイオンソースを使用した低流量定量法は、生物分析および化合物スクリーニングのワークフローに高い感度を提供し、ADME試験における低レベル薬物代謝物の検出および定量に明らかな優位性を提供します。

困難なアナライトの定量性向上

OptiFlow Turbo Vソースを使用したマイクロフロークロマトグラフィーにより強化されたMRMHR環状ペプチドの定量

高分解能定量の利点

メソッド開発なしで選択性を達成:高分解能MRM法が標的化定量において最もフレキシブルな方法である理由。

より感度の高い代謝物同定への鍵

OptiFlowイオンソースおよびTripleTOF® 6600+システムを使用したより多くの低分子量代謝物の同定および特性化の向上。

関連製品

OptiFlow Turbo Vイオンソース

マイクロフロー分離に革命をもたらしたOptiFlow Turbo Vイオンソースは、1 uL/分~200 uL/分の流量をサポートし、ツールを使用せず容易にセットアップでき、最適なスプレー条件を達成するための手動による調節を必要としません。

OptiFlow™インターフェース

質量分析システムの真空を中断する必要なくナノフロー、マイクロフロー、分析フロ-間の迅速な切り換えを行える汎用インターフェースです。

SWATH® Acquisition

サンプル中の事実上すべての検出可能成分の包括的な検出および定量を実現する唯一のデータ非依存型取得(DIA)技術(MS/MSALL)。SWATH Acquisitionは信頼性の高い定量結果を提供し、重要な成分を見逃してしまうリスクを事実上排除します。

M5 MicroLC

M5 MicroLCシステムで、多数のサンプル中にある多数の化合物の分析を、いつでも、高い生産性で日常的に行えます。

NanoLC 400シリーズ

ナノフローの高感度か、マイクロフローの高スループットか、どちらか一方を選ぶ必要はなくなりました。単一の柔軟なシステムを使用して、ディスカバリーから高スループット標的アッセイまでのすべてを行えます。

Differentialイオンモビリティ技術

The SelexION®技術は効果的なイオンモビリティ分離ツールであり、高度な解析選択性を必要とする困難なサンプルの定性解析および定量解析においてデータ品質を向上させます。