

モノクローナル抗体(mAb)を分析する場合、同一性や安定性を評価するために、さまざまなチャージバリアントについて知る必要があります。バイオ医薬品(生物製剤)研究の成功は、結果の正確さに左右されるため、非常に信頼性の高い結果が求められます。
開発手法が複数ある場合でも、または限られたリソースで品質管理(QC)しなければならないサンプルがある場合でも、或いは同じ手法で分析する必要のあるラボが世界中にある場合でも、信頼できるソリューションが必要です。速くて使いやすく、世界中のラボに簡単に移行でき、高分解能、高精度で電荷不均一性を評価することができる手法の開発が求められています。
SCIEX PA 800 Plusなら、超高分解能で(CIEF:キャピラリー等電点電気泳動)、またはサンプル調製を簡単にして(CZE:キャピラリーゾーン電気泳動)、電荷不均一性について高い信頼性を持って評価することができます。PA 800 Plusは、皆様のワークフローを簡単にし、手法の効率化を図り、ラボの生産性とパフォーマンスを向上させることができます。このシステムは、規制当局の承認に必要な生データをご提供することができます。
Webinarをご覧ください:高分解能なcIEFおよびハイスループットなCZEによるバイオ医薬品(生物製剤)における電荷不均一性の評価
動画の長さは
モノクローナル抗体(mAb)の同一性や安定性を試験される皆様にとって、CZEなら、簡単なサンプル調製で、迅速に高分解能な電荷不均一性に関する情報を取得することができます。また、高速で使いやすいだけでなく、世界中に簡単に移行できる高分解能で精度の高いメソッドを開発することもできます。
EZ-CEカートリッジだけ在庫があれば、CE-SDSアッセイ、ファーストグリカン解析(Fast Glycan Analysis)、ラピッドチャージバリアント解析(Rapid Charge Variant Analysis)の実施が可能。
チャージバリアント解析がこれまでにないほど簡単に。サンプルバッファーは必要ありません。サンプルを水で希釈するだけで、準備完了。
超高分解能なキャピラリー等電点電気泳動(cIEF)は、等電点(pI)0.03と近接しているアイソフォーム間の分離を実現することができ、最高の感度を引き出します。PA800Plusシステムを用いたSCIEXのcIEFワークフローは、頑健性とメソッド移行の安定性においても実績があります。汎用的なメソッドまたはプラットフォームメソッドも構築することができます。幅広い等電点(pI)の分子を1つのメソッドで測定できるため、メソッド開発の労力を大幅に削減し、ワークフローを簡単にすることができます。
アドバンストcIEFスターターキット(Advanced cIEF Starter Kit)なら、非常に優れた精度でサンプルの等電点(pI)に基づく測定やアイソフォーム定量を実現。
等電点マーカーキット(pI Marker Kit)は、高分解能で再現性のある定量を実現するため、タンパク質の等電点(pI)算出の際に使用する合成ペプチド。