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複雑なサンプルに含まれる未知の化合物をスクリーニングするのは困難です。しかし、未知の化合物を検出できなければ、分析結果とラボの信用に重大な影響が出かねません。高分解能LC-MSならこの作業に対応できますが、次のような理由により、日常的なルーチン検査に導入するのは難しすぎるというのが実情でした。
こうした状況をX500R QTOFシステムが一変させます。
シンプルなワークフロー、堅牢なハードウェア、徹底的にバランスの取れた性能を備えたX500R QTOFは、ルーチン検査用に設計された初めての高分解能LC-MS/MSシステムであり、非常に信頼性の高い結果を得る事が出来ます。
データから複雑さを取り除きます
ハイスループットな分析が必要な食品、環境、法医学検査研究室向けに作られたX500R QTOFシステムは、パフォーマンスに合わせて設計されていますので、複雑なサンプル中の未知の物質のスクリーニングや定量を簡単に行うことができます。しかし、単なる質量分析計ではありません。X500Rワークフローにより、ラボのシームレスな運用が確保できます。サポートから分析メソッドまで、SCIEXには成功を最大化するために必要なすべてがあります。
主な特長 | |
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長期安定性 |
TOFパス全体で6連ヒータードローンを使用することで、システムがより長い分析時間でも質量精度を維持できるようになります。 |
優れた稼働時間 |
QJetにすばやく簡単にアクセスすることで、迅速かつ効率的なメンテナンスが可能となるため、装置がほぼ常に起動して動作します。 |
複雑なサンプルの頑健なイオン化 |
名高いTurbo Vソースイオン化性能を引き継いだ高分解能測定精密質量分析装置です。 |
パフォーマンスに決して妥協しない |
4 mmの開口部をTOF加速器チューブに導くN字型工学系により、感度を損なうことなく分解能を得ることが出来ます。 |
貴重な研究室のスペースを守る |
現在市販されている他のHRMSと比べて研究室のスペースを占有しません。(110 x 57 x 112 cm) |
ラボの可能性を広げ、包括的なサンプル分析を提供します。X500R QTOFシステムは、ハイスループット試験用に設計された高分解能精密質量LC-MS/MS システムです。
ラボでの主力製品
X500Rは、専門家にもそうでない人にも使いやすく、定量データと定性データを同時に取得して処理できる柔軟性を備えています。高分解能MSデータに基づく包括的なスペクトルライブラリーから、多くのクラスの化合物スクリーニングのためのデータに依存しない分析の活用まで、X500Rはすぐに最も信頼できるLC-MSになるでしょう。
データの欠落をなくし、ラボの将来性を保証します。X500R QTOF システムは、最も複雑なマトリックスにも妥協なく対応できます。SWATH acquisitionは導入が簡単で、イオン比を使用して未知のスクリーニング陽性結果を確認できます。
バックログを減らし、時間通りに結果を得られます。X500RにはTurbo Vテクノロジーが組み込まれており、研究室で最も難しいサンプルの主要なアナライトを確認することができます。
X500Rシステムの主な特長 | |
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マスレンジ:TOF |
最大40kDa。プリカーサーイオン選択:5~2250 m/z。 |
質量精度の経時変化、External |
12時間でRMSが2 ppm未満 |
イオン化ソース |
Twin Sprayer ESI Probeプローブ及びTwin Sprayer APCI Probe付きTurbo Vイオン源 |
TOF-MS分解能及び速度 |
m/z 956のウシインスリン用(M+6H)6+電荷の同位体クラスターで測定した場合、≥42,000(FWHM) |