日付: | 09/03/2016 |
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詳細
ポンプの容量は約600 μLなので、一旦この容量がポンピングされると、リセットされます。アラート・ログにはリセットが発生した時刻が記録されるため、ポンピングされた量が容易に計算できます。例えば、リセットメッセージが3時間ごとに表示され、流量が3 μL/minの場合、ポンピングされる容量は次のようになります。:
3 hours * 60 minutes / hour = 180 minutes * 3 uL/min = 540 μL
Rifill(補充)前にポンプが完全に空にならないため、これは予想されるポンプ容量に近い値です。しかし、流量がわずか1 μL/minの場合、ポンピングされる容量はわずか180 μLであり、これは少な過ぎます!High-Flowポンプがアイドリング状態になっている週末には、自然にリセットが頻繁に発生します。
ポンプは、各サンプル測定の開始時にRifillされるので、ナノフローチャネル(Nano-Flow Channel)でリセットしないように注意してください。なぜなら、ポンプ容量が大きすぎて、妥当なリセットが起こらないからです。300nL/minでは、ポンプはRifillせずに約2000分間流れます!
予期しないAmplifier Resetの主な原因は、ポンプ内の空気、チェックバルブの故障または内部リークの3つです。「ポンプ内の空気」以外の原因ではサービスコールが必要になるため、ここでは、「ポンプ内の空気」の除去方法のみ説明します。
ポンプ内の空気を除去する方法:ポンプ内の空気を除去する方法は、LCのモデルによって異なります。モデルが低圧システムの場合は、方法Aを参照してください。モデルが高圧システムの場合は、方法Bを参照してください。
この二つのモデルの違いは、移動相のコンテナによって簡単に判別できます。移動相が大型ボトル(通常250 mL-1L)に保存されている場合、そのシステムは恐らく高圧システムです。高圧システムの通称は「Ultra」と「ekspert」です。
移動相がビュレットの底部にコックが付いた垂直ビュレットに保存されている場合、システムは低圧システムである可能性が高いです。低圧システムの一般名称は、「nanoLC」、「Classic」、「Tempo」です
方法A (低圧システムの場合)
Figure 1 – Mobile phase priming tool
「Purge Settings」セクションに20と入力します。
Figure 2 – 赤丸で囲んだチャネルセレクターと矢印で示された「Purge Settings]」セクションが表示されているMobile Phaseウィンドウ
パージサイクル中にチェックバルブを押すと、空気をポンプの上部から逃がすことができます。
方法B(高圧システムの場合)
システムはポンプをパージし、Amplifier Resetの原因となる気泡を取り除きます。
解決策
方法AとBは、Amplifier Reset問題の解決策として記載されています。
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