「The Analyst application cannot be started because the current user is not in the security database. 」この様なメッセージが出た場合|質量分析計・LC-MS/MSシステムのSCIEX
研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用は出来ません。
問題の説明
Analystソフトウェアをインストールすると、Analyst security Databaseに下記2つのユーザーアカウントが追加されます。次の通りです:
<LOCAL COMPUTERNAME>\Administrator
<USER WHO INSTALLED THE SOFTWARE>

この例では、コンピューター名はWA-65QT-001で、管理者(administrator)はデフォルトで追加されています。 ソフトウェアをインストールしたユーザーは、サポートと呼ばれるローカルユーザーですが、ソフトウェアをインストールする権限があればドメインユーザーでもあります。 この時点で、これら2人のユーザーだけがAnalystにアクセスできます。 他のユーザーがadministratorまたはインストールユーザーのいずれかの権限を有するには、そのアカウントをSecurity Configurationに追加する必要があります。 Security ConfigurationもコンピューターのNETBIOS名に従って設定される為、コンピューターをドメインに参加させると、コンピュータ名にドメイン名が追加され、この問題がよく発生します。
解決方法
ケース 1: ユーザー名が「Security Configuration」に追加されていない場合
- <LOCAL COMPUTERNAME>\Administratorアカウントか又はAnalystをインストールした時に使用したユーザーアカウントのどちらかで、Windowsにログインしてください。
- Analystが開いたら、左のナビゲーションバーのConfigureセクションを選択し、Security Configurationをダブルクリックします。
- Security Configurationウィンドウ内の「People」タブを開きます。
- New Person…をクリックします。

- 追加するユーザー名の入力及びそのユーザーが登録されているLocationを指定後、OKをクリックしてください。(ここで追加可能なユーザーは、ネットワーク上に存在するユーザー若しくは、ご使用のPCに登録されているユーザーです。)

- ユーザーが左のリストボックスに表示されたら、ユーザーをクリックして選択します。 ≪Addボタンを押し、ユーザーにAnalystのRoleを割り当てます。 (Analystソフトウェアに完全にアクセスできるAdministratorのRoleです。)
- 「Apply」、「OK」をクリックします。 Analystソフトウェアは、ソフトウェアの再起動後にsecurity configuration が適用されることをお客様に伝えます。
- Windowsをログオフし、security configurationに追加したばかりのユーザーで再度ログオンします。 このユーザーは、Analystソフトウェアを開くことができるようになっています。
- ソフトウェアへのアクセスが必要なユーザーごとに手順4〜6を繰り返します。これを簡略化するためにActive Directoryグループを使用することもできます。
ケース 2: コンピューター名が変更された場合
コンピューター名が変更されたままでAnalystソフトウェアにログインすることはできません。 選択肢は次の通りです:
- Analystをインストールした時の名前に、コンピューター名を戻します。
- 新しいコンピューター名でAnalystソフトウェアを再インストールします(再インストールを行う前にAnalyst Dataのバックアップをお願い致します)。
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