MALDI TOF / TOF™データのアーカイブとパージおよびデータベースバックアップの作成

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

回答

MALDI TOF/TOF™データのアーカイブおよびパージの一般的な手順は次のとおりです。：

1. 全てのデータの内、1つのバージョンを外部ハードドライブにアーカイブします。
2. 同じデータを別のハードドライブにアーカイブしてパージします。
3. 1つのスポットセットを復元し、適切なアーカイブを確認します。
4. 別の専用の外付けハードドライブにデータベースのバックアップを作成します。

1. 少なくとも最低2週間に1回は、データを取得して検索した後に、データをアーカイブしてからパージしてください。
2. 最初にデータを1つの外部バックアップドライブにパージせずにアーカイブし、次に別の外部ドライブにアーカイブして、この2回目のアーカイブ中にパージしてください。
3. データが正しくアーカイブされたかどうかを確認するには、アーカイブされたスポットセットの1つを復元し、そのスポットセットを開いていくつかのスペクトルを調べます。この復元されたスポットセットを開いて表示できれば、データは正しくアーカイブされており、データベースのバックアップに進むことができます。

1. データベースのバックアップは、データベースが失われた場合に備えて、装置のメソッドと操作モードのコピーを保存するために行います。
2. データベースをバックアップする前に、全てのデータがアーカイブされてパージされていることを確認してください。これにより、データベースの.dmpファイルが最小サイズになります。
3. データベースのバックアップには数時間かかることがあるので、データ取得にプレートが必要ない夕方にバックアップしてください。
4. このデータベースのバックアップが少なくとも他に3つあることを確認してください （少なくとも2か月前に戻る）。破損したファイルが原因でデータベースが失われ、バックアップにこれらの破損したファイルの一部が含まれている場合は、これらが必要になることがあります。少なくとも1つのクリーンなバックアップが必要です。
5. バックアップを「Auto Backup」に設定しないでください。これによって現在のデータ取得が中断したり、プレート取得を開始する時に自動バックアップの日付を忘れがちになります。