Analyst®ソフトウェアにおける連結された.wiffファイルの分離について


日付: 12/19/2017
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研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。


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連結された.Wiffファイルを分離するには、 「Make Subset File」 スクリプトが使用できます。 このスクリプトは、ファイル内のExperimentに依存するため、動作に制限があります(スクリプトはIDAメソッドでは機能しません。)。このスクリプトは、Analyst TFソフトウェアCDの\Extras\Scripts\Make Subset Fileフォルダーにあります。AnalystソフトウェアCDの場合は、\Install\Scripts\Make Subset Fileフォルダーにあります。

Make subset file

このスクリプトを使用して、サンプルを別のデータファイルに転送し、データファイル内のすべてのサンプルを独自のデータファイルにアンパックしてから、単一のサンプルを多数のサンプルに分解することができます。

スクリプトを使用するには:

セクション1:概要

ここでは、作業対象のデータファイルを選択する方法について説明します。

「Script」 > 「MakeSubsetFile」 をクリックします。

Make Subset Fileダイアログが開きます。
User-added image
注:デフォルトでは、現在選択されているプロジェクトのデータフォルダ内のすべてのファイルがロードされます。

2. この一覧に別のファイルを追加するには、 「Open」をクリックしてファイルに移動します。

3. ファイルをクリックします。

4. プログラムを終了するには、 「File」 > 「Exit」の順にクリックします。

セクション 2:転送

このセクションでは、一つのデータファイルから他へサンプルを転送する方法について説明します。

1. 「Transfer」タブをクリックします。 現在選択されているプロジェクトのData Fileフォルダー内のすべてのサンプルが、「Samples to Transfer(転送するサンプル)」 リストに自動的に表示されます。

2. サンプルを転送から除外するには、リストから選択して「>>」をクリックします。 「Samples to Exclude(除外するサンプル)」リストに不要なサンプルが表示されます。

3. 除外されたサンプルを転送に含めるには、 「Samples to Exclude」 リストから選択して 「<<」をクリックします。

4. すべてのサンプルを除外するには、 「Remove All Samples」をクリックします。「Extract to...」に新しく作成される転送ファイルが保存される先のパスとファイル名を入力します。 ファイルが存在しない場合は、 「Make Subset File」スクリプトによって作成されます。

5. 転送を開始するには、 「Extract」をクリックします。

セクション 3:アンパック

このセクションでは、一つのデータファイルに含まれるすべてのサンプルを独自のデータファイルにアンパックする方法について説明します。

1. 「Unpack」タブをクリックします。

2. 「Destination Directory」グループには、現在選択されているプロジェクトのData Fileフォルダーの場所が表示されます。 アンパックされるデータファイルの場所を選択します。

3. 新しいディレクトリを作成するには、ディレクトリツリー上を右クリックします。 新しいフォルダー名を入力し、アクティブなフォルダーを設定します。

4. 「Output File Name」テキストフィールドにファイル名を入力します。 アンパックされた各サンプルは、この名前で始まり、括弧内にサンプル番号が続きます。

注意:このファイルに拡張子を付けないでください (たとえば、“.wiff”)。拡張子は、「Make Subset File」プログラムによって自動的に追加されるためです。

5. サンプルのアンパックを開始するには、 「Extract」 をクリックします。

セクション 4:分解

このセクションでは、サンプルを複数のサンプルに分解する方法について説明します。

1. 「Decompose」タブをクリックします。

2. 「Make Subset File」スクリプトのデフォルト値を使用するには、 「Use Defaults」チェックボックスにチェックを入れます。

3. Thresholdを指定するには、 「Use Defaults」チェックボックスをオフにし、フィールドに値を入力します。

• NoiseフィールドにはノイズのThresholdを入力します。 この値は、サブサンプルの開始と終了を示します。 強度値がこのThresholdを超えると、新しいサンプルと見なされます。 強度値がこのThresholdを下回ると、サブサンプルは完了したと見なされ、ファイルに送信されます。

• Widthフィールドには、幅のThresholdを入力します。この値は、短時間に発生する大きなノイズを防ぐために使用します。ノイズが短時間Noise Thresholdを超える(すなわち、狭い幅を有する)場合、Width Thresholdがなければ、このノイズは新しいサンプルと見なされることになります。Width Thresholdを超える幅を持つサンプルのみがファイルにエクスポートされます。

4. 「Decompose To...」フィールドに、分解されたファイルの保存先のパスとファイル名を入力します。このファイルが存在しない場合は、「Make Subset File」プログラムによって作成されます。

5. サンプルの分解を開始するには、「Extract」をクリックします。