共催セミナー:化学分析をおこなうラボラトリ必見!
結果の妥当性を確保できるラボラトリであり続けるために -2023-

終了いたしました
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日時:2023年8月4日(金) 10:30~16:10(予定)


開催方式:ハイブリッド開催(会場での対面セミナーとオンラインウェブセミナー)

対面会場: TKP 品川カンファレンスセンター9階 ホール9A/9B
〒108-0074 東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル9F(JR品川駅高輪口徒歩3分)

※本セミナーは、シグマ アルドリッチ ジャパン・セントラル科学貿易・サイエックスによる共同開催です。

 

【午前の部】PFAS分析における適切なメソッド実行のポイント

ISO規格の測定法は、その開発過程でインターラボラトリトライアル(ILT)により測定法の妥当性が確認され、また、メソッド運用上の注意点が示されています。ここでは、国際標準規格ISO 21675における分析上の注意点等について、ILTの結果を交えながらご紹介いただきます。

演題1:水試料中のペルおよびポリフルオロアルキル化合物を測定するための精度管理要件
講演者:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 環境創生研究部門 環境計測技術研究グループ 研究グループ長 谷保 佐知 様
概要:水試料中の30種類のペルおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)を測定する方法として、国際標準規格ISO 21675が2019年に発行されている。本発表では、ISO 21675の開発の経緯と、その測定方法および質の高い分析データを得るための精度管理要件について紹介する。

 

【午後の部】知っておきたいISO/IEC 17025

様々な分野においてグローバル化が進む中、ISO/IEC 17025への注目が高まっています。ここでは、ISO/IEC 17025の認定様式を始め、運用する為に押さえておきたいポイントを実例を交えながらご紹介いただきます。

演題2:試験所認定の活用 -フレキシブル認定について
講演者:公益財団法人 日本適合性認定協会 技術部ラボラトリマネジャー 田島 洋介 様
概要:「フレキシブル認定」は、認定を受けた範囲内で、認定機関による事前の審査を受けることなく自己の裁量で範囲を追加変更ができる、自由度と柔軟性が高い認定方法です。認定取得のメリットや、取得時のポイントなどを中心に解説いたします。

演題3:ISO/IEC 17025 における試験法と試験の質の管理
講演者:株式会社セントラル科学貿易 技術顧問 後藤 哲久 様
概要:試験を実施する上でその結果の信頼性への影響が大きい試験法と質管理に関して、ISO/IEC 17025では7.2項:方法の選定、検証及び妥当性確認において、試験法の使用に至るまでに必要な事柄を、また7.7項:結果の妥当性の確保では、行った試験の結果を保証するための質の管理への要求を定めています。ここでは、試験方法を選択、検証あるいは妥当性確認の考え方、試験の質の管理における、技能試験の役割について考えてみたいと思います。

演題4:残留農薬分析における不確かさ計算例のご紹介
講演者:国立研究開発法人産業技術総合研究所物質計測標準研究部門 有機組成標準研究グループ 大竹 貴光 様
概要:不確かさ評価は、分析のどのプロセスがばらついているのかを把握し、精度管理を効果的に行う手段の一つです。また適切に評価することで、分析の信頼性の程度を定量的に表すことができます。今回は残留農薬分析を取り上げ、不確かさの計算例について解説します。

※プログラムが一部変更になりました。