Analystでピークのテーリング部分の面積を除外するための積分パラメータの調整方法


日付: 09/05/2018
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問題の説明

いくつかのアナライトでは、望ましくないピークテーリングを示す場合があります。メソッドバリデーション後で、さらなるメソッド構築ができない場合もあります。 ピークテーリング部分の面積は、より正確な結果を得るためにトータル面積の積分値から除外する必要がある場合があります。


解決方法

 

Analyst®ソフトウェアでは、積分のためにカットオフ時間を調整しピークテーリングによる領域を除去することはできません。 しかし、積分パラメータの「Noise Percent」を調整することによって、ベースラインを差し引いたデータポイントから定義されるノイズの量を調整することが可能です。

「Noise Percent」を上方に調整することにより、ピークがより高いベースラインとして見積もられ、一般的にピーク面積値が小さくなります。40〜50%の「Noise Percent」設定は、適切なスタート値です。しかし、Defaultの「Noise Percent」を99%のように高く設定することもできます。

「Noise Percent」を使用するにはIntelliQuanアルゴリズムを使用し、IntelliQuanダイアログでパラメータを調整する必要があります。このダイアログは、Quantitateモードを選択後、Tools > Settings > Quantitation Integration Algorithm > IntelliQuanアルゴリズムを選択する必要があります。

次に、Tools > Settings > Quantitation Integration Algorithm > Quant Method Editor Settingsを選択します。「IntelliQuan」ダイアログボックスで、「Specify Parameters - MQ III」を選択します。そして、Default Noise Percentageを希望のレベルまで上げて、「OK」を押します。

Percent Noise