MetabolitePilot 2.0は、サイエックスのご提供する業界をリードする代謝物同定用ソフトウェアです。低分子代謝物とより複雑な高分子分解産物(カタボライト)の分析をより柔軟かつ強力に実施することで、これまで以上に迅速かつより効果的な分析が可能となります。本ソフトウェアはSCIEX TripleTOFシリーズおよびX500シリーズより取得したデータとの互換性があります。
低分子代謝物とより複雑な高分子分解産物の分析手法に対応する柔軟性を備えた本All-in-oneソフトウェアを使用することで、分析時間の短縮が可能です。幅広い分子タイプの高度な同定、解析、可視化、相関分析が実施できます。
一つのユーザーインターフェースの中で、複数のサンプルから代謝物と分解産物を相互に関連付け、自動的なプロット作成、複数クロマトグラムのオーバーレイ表示、MSとMS/MSデータの可視化が可能です。
1度に最大200サンプルのバッチ処理と自動メソッド作成機能により、代謝物と分解産物の同定が迅速になり、意思決定や分析結果に集中する時間を得られます。
SWATHワークフローとMetabolitePilotソフトウェアのデータ解析により、一度の測定でサンプル内の検出可能なすべての代謝物を検知することが可能です。
MetabolitePilotソフトウェアは、迅速かつ正確に代謝物の構造とその関連性を分析します。設定したデータ取得ストラテジー、設定した信頼性範囲に基づいて、データを確認することが可能です。
複数の強力なプロセスアルゴリズムを使うことで、MetabolitePilotソフトウェアは低分子、高分子分析における複雑な代謝物同定を簡易化し、代謝物・分解産物のホットスポットの迅速同定と並行で、ノンターゲット分析・ターゲット分析を実施します。高品質な高分解能MS/MSによる組成/シーケンスをランク付けすることで、データ確認の時間を短縮し、代謝物を効果的に検知することのできる自動組成作成機能もついています。
MetabolitePilotソフトウェアは構造解明と動的傾向およびレポーティングの相互相関により、SCIEX TripleTOFシステムでの、最終的な代謝物検知のための高度なデータ取得ワークフローを強化します。低分子・高分子代謝物研究に対して、MetabolitePilotソフトウェアと合わせて網羅的なSWATHワークフローを使用することで、分析時間を著しく短縮し、結果に高い信頼性を得ることができます。
MetabolitePilotソフトウェアを使用することで、低分子代謝物同様に高分子分解産物の自動分析・割り当てが可能です。この機能により、迅速、網羅的かつ正確なペプチド分解産物、生物学的変化物の同定が可能となり、in vivoでの生物学的活性化および安全性をを阻む可能性のある分子内の障害やソフトスポットの検知をサポートします。.
元来複雑なADCsもMetabolitePilotソフトウェアを使用することで分析が容易になります。ソフトウェア機能を強化することで、ADCs解析用に作成されたテンプレートと高度なロジックを使用し、ACD 代謝物の分析を簡素化し、より迅速に結果を得ることが可能になります。代謝物、分解産物、生物学的変化物の組成を確認できる新しいインタラクティブな結果スクリーンにより、ADC分析の信頼度も高まります。
高分解能MS/MSスペクトラを100%を取得するSCIEX独自のSWATHワークフローにより、サンプル内のすべての検知可能な代謝物、分解産物の検知に自身を持つことができます。SWATHワークフローによる高品質MS/MSデータでは、同じリテンションタイムでのサンプル化合物があった場合でも、正確な組成割り当てが可能です。