米国マサチューセッツ州マールボロ — ダナハーグループの一員であり、ライフサイエンス分析技術のリーディングカンパニーであるSCIEXは、次世代トリプル四重極質量分析計 novus V55 システム を発表しました。本システムは、成果と高い処理能力が求められる高負荷なラボ環境に応えるために設計されています。SCIEX 5500+ システムと比較して、設置面積を縮小し、エネルギー効率を向上させながら、同クラスで際立つ感度と結果出力までのスピード向上を実現します。この定量ソリューションは、農薬・食品分析、医薬品不純物分析、バイオアナリシス、PFAS分析をはじめとする幅広い分野で、試験能力の拡張を支援します。
novus V55 システムは、ビジネス成果と実際のラボ現場での実効性を追求したシステムです。主な特長は以下のとおりです。
- aeMRM(accelerated MRM)は、最大1,000 MRM/秒の取り込みに対応し、サンプルスループットの向上、試験能力の拡張、定量精度の維持を実現します。
- 新しいSCIEX OS 5.0 ソフトウェア には、以下の新機能が搭載されています。
- セントラルメトリクストラッカー:装置性能およびアッセイレベルの指標を追跡できます。
- セントラルモニタリング:複数の装置の稼働状況を一元的に確認できます。
- レポーターテンプレートクリエイター:カスタマイズしたレポートを簡単に作成できます。
- AI搭載のhelpme機能:自然言語インターフェースを用いて、機能や操作に関する質問に迅速に回答します。
- AI搭載の計算カラム:自然言語を用いて、カスタム計算を作成できます。
- OptiFlowイオンソース は、世界中の数千のお客様に信頼されている技術を基盤としており、SCIEXシステムの代名詞ともいえる堅牢性と感度を維持します。
- 設置面積が35%縮小され、感度や定量性能を損なうことなく、同クラスで最もコンパクトなトリプル四重極システムを実現しました。
- エネルギー消費量とラボの冷却要件をいずれも40%削減し、運用時のエネルギーコスト低減に貢献します。
- あらゆるLC システムとの互換性、LIMS サポート、21 CFR Part 11対応により、コンプライアンスを維持し、安心して運用できる環境を支援します。
「分析ラボでは、より少ない時間、スペース、エネルギーで、より多くの知見を提供することが求められています。novus V55 システムでは、数十年にわたるイノベーションを活かし、堅牢性と感度を確保しながら、性能と運用効率を高めました。この新世代の装置は、お客様がビジネスを前進させるための力になると考えています」と、SCIEXのグローバル研究開発担当バイスプレジデントであるChris Lockは述べています。
第5世代となる本システムは、ノミナル質量分析における確かな実績を継承しています。SCIEXは1981年に、世界初の商用トリプル四重極質量分析計であるTAGA 6000を発売しました。その後、トリプル四重極システムはAPI III、API 3000、そしてSCIEX Triple Quad 5500 システムに始まるSCIEX Triple Quad シリーズへと進化してきました。またSCIEXは、トリプル四重極技術とリニアイオントラップ技術を初めて組み合わせたQTRAP テクノロジーも開発しました。
novus V55 システムの詳細については、以下をご覧ください。