研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

問題の説明

Analystソフトウェアでは、Peak Areaや検量線の回帰方程式に多くの有効数字を使用して計算しています。ExcelでAnalyst画面に見える数値だけを使用して計算すると、Analystで算出された濃度とは一致しません。AnalystのPeak Areaの有効数字の変更方法、この情報をExcelにコピーする方法、およびExcelで結果を計算する数式について説明します。
回帰方程式の有効数字を変更する方法は、以下の説明項目で既にビデオを使って説明されています。："Analystにおける検量線の回帰方程式の有効数字を変更する方法"

解決方法

 

Table Settingsで有効数字を変更する方法

Analystの有効数字を変更するためにTable Settingsを開きます。Analystで3桁の有効数字しか表示していない場合でも、常にすべての数字を使って計算しています。
面を右クリックし、次にTable Settings -> Editをクリックします。
 

次に「Columns」、「Edit」をクリックします。

「Analyte」カテゴリー下の「Analyte Peak Area」の「Significant Figures」を「10」に変更し、「Scientific Notification」のチェックを外します。

内部標準を使用している場合は、「Internal Standard」カテゴリーについても同じ操作を行います。 「IS Peak Area」の「Significant Figures」を「10」に設定し、「Scientific Notification」のチェックを外します。「IS Concentration」も確認してください。

また、「Record」カテゴリー下の「Calculated Concentration」の「Precision」を「10」に変更します。
「OK」、「Done」をクリックします。
 

Excelに必要な情報をコピーする方法

Analyte Peak Area、IS peak Area、Analyte Concentration、 IS Concentration 、Calculated Concentrationが表示されることを確認してください。
AnalystのResult Tableからある一つのAnalyteのTable全体をExcelにコピーするには、コピーしたいTableの行を選択し黒く反転させ、ctrl+c押し、ctrl+vで表をExcelに貼り付けます。
 
“How Do I Change the Significant Figures of Regression Equation in Analyst”は、サイエックスホームページのSupport -> SCIEXNow -> Knowledge Base Articlesに掲載されています。
 
 
 
Analystを再度開くと、検量線画面が次のように表示されます。

エクセルでは、AnalystのResultを計算するための数式が必要です。 これをExcelに入力してください。
 
注：重み付けを使用する場合、最後の数字は少し異なる場合があります。