GenomeLab™ GeXP遺伝子解析システムはマルチプレックス遺伝子発現定量からシークエンシングとフラグメント解析まで多くの遺伝子解析アプリケーションを実行できる多機能な装置です。
増幅フラグメント長多型(AFLP*)解析は真核生物と原核生物の同定と分類において最も強力なDNAフィンガープリント法の一つです。植物の分子遺伝学において、AFLP*は系統発生と多様性研究、および育種をサポートするDNAマーカーアプリケーションで使用されています。AFLP*はまた疫学や進化の研究などの微生物遺伝子分野でも使用されています。従来のRFLPやRAPDと比較しても多くの利点をもつ強力なDNAフィンガープリント法です。
GenomeLab™ GeXPシリーズ遺伝子解析システムはAFLPで生成されたフラグメントの有無に自動的にスコアを付与します(ドミナントスコアリング)。AFLPフィンガープリント法の手法を実行する研究者にとって正確、迅速で使いやすいツールです。手動の場合は40時間かかるような解析もこのツールを使用すると2分未満で解析できます。
この例では、ゲノムDNAはEcoR IおよびMse Iのような制限酵素により消化され、その後特定のアダプターがgDNAフラグメントの制限側の末端に連結されます。連結されたフラグメントはWellRED色素で標識されたアダプターに特異的なプライマーを使用して選択的に増幅されます。その後、デュアルプレートGeXP遺伝子解析システムで分離、解析されます。.
ピークの高さをエクスポートするオプションを使用することで定量解析が可能になります。
GenomeLab™ドミナントスコアリングアルゴリズムはAFLPが生成するフラグメントに統合ビニングプロセスを通じバイナリモード(I/O)で自動的にスコアを付与します。ドミナントスコアリングの結果は簡単に系統発生分析に使用できます。