roQ QuEChERS抽出キット

研究用にのみ使用できます。診断目的での使用はできません。

食品の QuEChERS サンプル調製をより簡単に、低コストにする roQ™ QuEChERS 抽出・分散キットは分析化学者に LC/MS/MS による食品中の農薬残留物質検査の効率的なアプローチを提供します。この広く適応された簡単なサンプル調製手法は AOAC および EU により発表された指定メソッドに含まれています。

  • 抽出・分散キット
  • No-leakチューブ
  • 組み込みチューブ ラック
  • スタンドアロン チューブ デザイン
  • AOAC 2007.01 および EN 15662 メソッド向けにデザインされたキット

特長

機能性

QuEChERS は quick (迅速)、easy (簡単)、cheap (低コスト)、effective (効率的)、rugged (堅牢)、safe (安全) を表す頭字語です。QuEChERS 法は長い抽出手順、危険な溶媒の使用などの従来のサンプル調製手法の欠点に対処し、食品サンプル中の複数の農薬残留物の分析を大幅に単純化しました。

QuEChERS 法は抽出と分散固相抽出法 (dSPE) の 2 つのステップで構成されています。

ステップ 1: 抽出
まず農薬と対象分析種を食品サンプルから抽出しなければなりません。このプロセスでは有機溶媒と様々な塩を組み合わせて食品サンプルから分析種を有機層 (通常アセトニトリル) に分割します。

  • 果物や野菜からの分析種を混合します。
  • 混合したサンプルを計量します。
  • 塩を加えます。
  • チューブを 1 分間振動させます。
  • チューブを 5 分間遠心分離機にかけます。

ステップ 2: 分散固相抽出法 (dSPE)
抽出した有機層を分散固相抽出法によりさらに精製します。脂質や色素などの不要な夾雑物はこのステップで除去されます。

  • 抽出手順で得た上澄みを roQ™ dSPE チューブに加えます。
  • dSPE チューブを 30 秒振動させます。
  • dSPE チューブを 5 分間遠心分離機にかけます。
  • 上澄みを GC または HPLC で分析します。